コロワイドの大戸屋買収 TOB成立へSBI動員

金融最前線
2020/7/9 19:30 (2020/7/10 5:45更新)
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敵対的TOBにネット証券が代理人として関与するのは初めて

敵対的TOBにネット証券が代理人として関与するのは初めて

コロワイドが9日、子会社化に向けて大戸屋ホールディングス(HD)に実施すると発表したTOB(株式公開買い付け)で、SBI証券が買い付け代理人に選ばれた。大戸屋HDが同意する可能性が低く敵対的買収に発展しそうな展開で、大手証券が手を引いた可能性がある。

敵対的TOBによる攻防戦にインターネット証券が代理人として関与するのは初めて。SBIは傘下のスマートフォン専業のSBIネオモバイル証券と合わせて3月末時点で542万口座あり、野村証券を超えて国内首位だ。

投資家がTOBに応募する際、買い付け代理人の証券会社に口座を開く必要がある。SBI証券であれば、新たに証券口座を開設せずに応募できる個人投資家が多い。外食産業を手掛ける大戸屋HDは個人株主が6割を超え、TOB成功に向けて戦略的にSBIを選んだようだ。

SBI証券は、株式売買の手数料に依存する収益体質から脱却する方針を掲げる。新たな収益の柱として新規株式公開(IPO)やM&A(合併・買収)など法人関連を拡大する方針だ。今回、単独でTOBの買い付け代理人に選ばれたことでこの戦略に弾みがつく可能性がある。

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