ファーウェイ、英政府に再考求める 5Gから排除検討で

2020/7/9 2:38
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【ロンドン=佐竹実】中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)は8日、英政府が次世代通信規格「5G」から同社製品の排除を検討していることについて再考を求めた。英政府が同社を排除すれば、周辺国の判断にも影響しかねない。重要市場である欧州で排除の動きが広がることに警戒を強めている。

英国がファーウェイを排除すれば、欧州の周辺国の判断にも影響しかねない=AP

ファーウェイの英国法人は8日ツイッターで声明を発表し、「我々に関する重要な決定について急ぐときではない。米国の規制の長期的な影響について評価するには早すぎる」と指摘した。英政府が5Gから同社製品を排除すれば、通信の高速化やデジタル化が遅れることになると強調した。

中国政府も、英国がファーウェイ排除に傾くことを警戒している。中国の劉暁明・駐英大使は6日に記者会見し、「我々は友人になりたいが、英国が中国を敵国と見なすならば、あなた方は結果を受け入れる必要がある」とけん制した。

英政府は1月に5Gでのファーウェイの使用を部分的に認めていた。だが、米商務省が5月に同社に対する事実上の禁輸措置を強化すると発表したことを受け、排除に傾いた。米の制裁強化によってファーウェイが台湾積体電路製造(TSMC)などの主要取引先から必要な部品調達をできなくなり、セキュリティー上の安全を保てなくなる懸念があるためだ。

米国の追加制裁に加え、新型コロナウイルスの感染拡大で中国への不信感が増したことや、中国政府が「香港国家安全維持法」を制定し、香港に対する締め付けを強めたことも英政府の判断に影響している。

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