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米、新型コロナ感染者300万人超 南部や西部で増加

(更新)

【ニューヨーク=後藤達也】米国の新型コロナウイルスの累計感染者が8日、300万人を超えた。7月に入り、南部や西部を中心に感染拡大が加速している。レストランや店舗の営業規制も再び広がっており、経済への悪影響が長引く恐れがある。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計では7月以降、新規感染者は連日で5万人前後となっている。4月や6月の1日平均(3万人弱)を上回り、最速のペースで増えている。特にフロリダ州やテキサス州、カリフォルニア州は1日の新規感染が1万人程度と急増している。

全米の検査状況をまとめる「COVIDトラッキングプロジェクト」によると、米東部時間8日午後7時半時点で8日の新規感染者は約6万2千人と過去最多になった。

感染者の増加を受けて、経済再開を見直す動きが広がっている。フロリダ州マイアミのある地域は今週からレストランやジムの営業を停止。ニューヨーク州は6日に予定していたレストランの店内飲食解禁を延期した。レストラン予約のオープンテーブルによると、予約数は6月半ばにかけて回復していたが、6月下旬以降、再び減少に転じた。米アップルが集計する車の移動データも似た傾向だ。

感染者が減少傾向のニューヨーク市では6月に小売店の営業を制限付きで再開したが、人出の回復は鈍い。在宅勤務者がなお多く、オフィスでの勤務が本格回復するのは秋から年末にずれ込むとの見方が多い。ニューヨーク州は感染が急増している州からの来訪者に自主隔離を要請しており、観光や出張も少ない状況が続きそうだ。

一方、7月の1日あたりの死者数は全米で500人程度と、ピークだった4月の3分の1以下にとどまる。トランプ米大統領はこの点に照らして「事態が改善している」と主張する。一方、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は「安心するのは間違いだ」と警告する。

死亡者は感染者の急増に数週間遅れて増加するとみられている。テキサス州やアリゾナ州の一部では入院患者も増えており、医療対応の余地への懸念もある。

世界の累計感染者は約1188万人で、1日あたり20万人程度で増え続けている。最多は米国で、ブラジル(166万人)、インド(74万人)、ロシア(69万人)と続いている。

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