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西武・今井、強気の直球勝負 7回無失点飛躍の予感

2020/7/8 23:30
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子にあえて試練を与えて鍛える「獅子の谷落とし」でもないだろうが、西武ベンチは六、七回のピンチで今井に続投させ、自分で始末をつけさせた。その崖をはい上がった今井にとって、何かをつかんだ試合になったかもしれない。

西武・今井は7回2安打無失点で今季初勝利=共同

西武・今井は7回2安打無失点で今季初勝利=共同

六回、死球と2四球で1死満塁。ここでは「ベースの上に強い真っすぐを投げる」という投球の原点に立ち返り、井上を遊ゴロ併殺打に仕留めた。

千葉名物の強風は投球に制約を加えた。向かい風で、変化球はより大きく曲がるが、得意球の一つ、チェンジアップは変化の程度がつかめず、使えない。勢い、直球主体の投球になったが、それがよかった。もともとシュート気味の回転をする直球が、より鋭く曲がり、昔よく言った「カミソリシュート」になったらしい。

七回、安打と四球で1死一、二塁とし、西口投手コーチがマウンドへ。球数は90球をこえた。さすがに交代と思われたが、ここも続投。やはり直球勝負で藤岡を空振り三振、荻野を中飛とした。

四死球によるピンチは体裁が悪い。しかし「内容がどれだけ悪くても、粘り強く投げられた。それも先発として大事なことかな」。何不自由なく腕を振れたはずの前2回の登板ではあえなく崩れた投手が、縛りを受けながら7回無失点。

作新学院時代、球が速くて三振ばかりの今井は、バックの練習にもならないので140キロ以上禁止、奪三振禁止令を受けて、打たせて取る投球を身につけたそうだ。確かに不自由から得るヒントもあるもので、4年目の飛躍を予感させる快投となった。

(篠山正幸)

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