伊藤忠がファミマを完全子会社化する理由は?

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2020/7/9 7:00
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2020年7月9日の日本経済新聞朝刊1面に「ファミマ完全子会社に」というニュースがありました。伊藤忠商事ファミリーマート株の保有比率を、現在の50.1%から100%に引き上げます。伊藤忠がファミマを完全子会社化するのはなぜでしょうか。

コンビニ各社の3~5月の売上高は大幅に減少しました。特にファミマは大手3社の中でも都心部での出店を進めていたことが在宅勤務によって逆風となり、既存店売上高は前年同期比10.5%減となりました。新型コロナウイルスの感染拡大による在宅勤務の増加や外出の減少で消費スタイルが一変し、これまでの成長モデルは通じなくなっています。

伊藤忠がファミマの全株式を保有すると、他の企業や投資家は経営に関与することができなくなり、素早い経営判断ができるようになります。伊藤忠はAIによる業務効率化や顧客データ活用などによって、実店舗とデジタルの融合といった新たなコンビニビジネスの構築に取り組みます。また、JAグループと提携し、生鮮食品の品ぞろえを強化したり、加工食品の材料を国産食品に切り替え、新商品を共同開発したりします。

同じ9日の朝刊1面には「外食大手のコロワイド大戸屋HDにTOBへ」というニュースもありました。新型コロナで悪化した経営を立て直すために、子会社化によって効率的な調理方法の導入などを進めます。新型コロナで私たちの生活はがらりと変わりました。企業も生き残りのための「新常態」への対応を迫られています。

20代編集者が同世代にむけて新聞の読みどころを発信する「朝刊1面を読もう/Morning Briefing」は平日朝に公開します。もっと詳しく知りたい人は7月9日の朝刊1面を読んでみてください。

この記事をまとめた人:黒田麻友
2018年入社。1面などの見出し付け・レイアウトを担当。コンビニ限定ポテトチップスに弱い。
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