海外公演、諦めない 「コロナ後」の舞台芸術見据える
[有料会員限定]
観客で埋め尽くされた劇場。手を伸ばせば役者に届きそうな濃密な空間で、きょうも舞台の幕が上がる――。
新型コロナウイルスの感染拡大は、そんな生の躍動にあふれた舞台芸術に巨大な足かせをはめた。会場手配から俳優の日程調整、予算管理まで取り回しのサポート一切を担う「舞台制作」の仕事をしてきた西山葉子さん(40)は、各地の団体がコロナ対策に奔走し再開への糸口を探す現状を前に、改めて舞台の持つ意味を見つめ直し...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1559文字