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6月の倒産、今年最多の780件 宿泊・飲食で増加

飲食や宿泊などの倒産が目立つ(静岡市)

東京商工リサーチが8日発表した6月の企業倒産件数は前年同月比6%増の780件だった。2カ月ぶりに増加に転じ、今年最多の水準となった。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛、休業の拡大を受け、倒産を余儀なくされるケースが増えている。関西の旅行会社など大型の倒産も増え、負債総額は1288億1600万円と同48%伸びた。

5月の倒産件数は、申請を受け付ける裁判所が新型コロナ対策として業務を縮小したため、1964年6月(295件)以来の記録的な少なさだった。5月下旬の緊急事態宣言解除で、裁判所の業務が平時に戻り始め、倒産件数も増加に転じることになった。

新型コロナ関連の倒産は94件と、2月以降で最多。民事再生法を適用した関西の旅行会社、ホワイト・ベアーファミリー(大阪市)など大型の倒産も発生した。

業種別では、新型コロナで利用控えが広がった宿泊業や飲食業などで増加が目立った。卸売業や、金融・保険業も増えた。

同日発表した2020年1~6月の倒産件数は前年同期比横ばいの4001件だった。一方、負債総額は6571億800万円と14%減った。政府は無利子融資など企業の資金繰り支援に力を入れているため、08年のリーマン危機後の状況と比べると倒産件数は依然、低水準で推移している。

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