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マレーシア利下げ、過去最低の1.75%に

【シンガポール=中野貴司】マレーシア中央銀行は7日の金融政策委員会で、政策金利を年率2%から過去最低の1.75%に引き下げることを決めた。利下げ決定は1月の会合以降、4回連続となる。

マレーシアの新型コロナの新規感染者は減少しているが、経済活動の回復スピードは鈍い=ロイター

中銀は7日の声明で、新型コロナウイルスの感染抑制を目的とした活動制限によって「4~6月期の国内の経済活動は大幅に縮小した」と指摘。政府の経済対策に加えて、利下げが「経済の回復ペースを加速する追加の刺激策となる」と必要性と効果を強調した。「持続的な経済回復を可能にするため、金融政策の手段を活用し続ける」とも説明し、さらなる利下げにも含みを持たせた。

中銀が今回も利下げを続けたのは、4月の失業率が5%に高まるなど、雇用情勢や中小企業の業績の悪化が続いているためだ。企業が必要な資金を借りやすい状況をつくり、倒産や解雇がこれ以上増えるのを防ぎたい考えだ。中銀は中小企業や個人に対し融資の返済を半年間猶予する救済策も実施している。

アジア開発銀行(ADB)の6月の予測では、マレーシアの20年の成長率はマイナス4%に落ち込む。21年は6.5%のプラス成長に転じる見通しだが、中銀は回復のペースや強さは、新型コロナの状況や世界経済の回復のスピードに左右されると指摘した。世界の新型コロナの収束が遅れれば、マレーシア経済の回復もおぼつかなくなるとの認識を示した。

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