中国シノバック、ブラジルでコロナワクチン治験

アジアBiz
2020/7/7 16:38
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【大連=渡辺伸】中国製薬会社の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック、北京市)は開発中の新型コロナウイルス向けワクチンについて、最終の第3期臨床試験(治験)をブラジルで始めると発表した。7月に作業に着手する。世界で開発競争が激化するなか、中国は先駆けて実用化を狙う。

中国製薬会社のシノバック・バイオテックは新型コロナウイルス向けワクチンの開発を急ぐ

世界保健機関(WHO)によると、同ワクチンで第3期の試験まで進んだのは英アストラゼネカと、シノバックのみ。同社は7月3日、ブラジル衛生当局から第3期試験の承認を得た。同国の研究所と組んで6州にある12の研究所で行う。約9千人の被験者を募る。

中国で進行中の第2期試験は6月、途中段階の結果として被験者の約90%でウイルスを中和させる抗体が確認できたとしている。第2期試験は2020年末の終了を見込むが、実用化のメドは公表していない。

同社は米ナスダックに上場し、インフルエンザワクチンを中国政府に提供した実績がある。19年12月期の売上高は前の期比7%増の2億4600万ドル(約270億円)。

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