フランス、新閣僚を発表 安定重視で外相や経財相続投

2020/7/7 4:30 (2020/7/7 7:28更新)
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【パリ=白石透冴】フランス大統領府は6日、カステックス新内閣の閣僚名簿を発表した。全体的に安定を志向した顔ぶれで、外相などの要職で現職を続投させた。内相など不人気閣僚を交代させ、マクロン大統領の支持率低迷を打開したいとのねらいも透けた。

マクロン大統領(右)はカステックス首相(左)と経済対策に取り組む=ロイター

経験豊富で国民の人気が高いルドリアン外相、日産自動車、ルノーの問題を担当するルメール経済・財務相、パルリ国防相は続投した。新型コロナウイルス対策で国政の停滞が許されない現状だけに、新鮮さよりも実務の遂行力を優先した。

言動に批判がつきまとった内相、法相、政府報道官などは入れ替えた。特にカスタネール内相は容疑者の制圧方法などをめぐり身内である警官からも批判され、事前の予想通り退陣となった。

環境相には環境政党出身で与党のポンピリ下院議員が就いた。6月下旬の統一地方選では環境政党が躍進しており、環境への取り組みを加速させると世論にアピールする人事だ。

地方選で大敗したマクロン氏は3日、内閣を総辞職させて支持率回復をめざした。政権は7日に初の閣議を開き、改革の方向などを話し合う。

新型コロナの感染件数はピークをいったん越えたが、経済の立て直しが喫緊の課題となっている。失業率は現在の約8%から2020年末までに10%を超えるとの予想がある。

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