「魚いなくなっちゃう」 若手漁師、絵本で保護訴え

2020/7/6 19:15
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水産資源の大切さを子どもに知ってもらおうと、若手漁師らでつくる一般社団法人「フィッシャーマン・ジャパン」(宮城県石巻市)が絵本「さかなが いなくなっちゃうって!?」を製作した。インターネットで広く資金を募るクラウドファンディングや企業の寄付で製作費を賄い、4千冊を印刷した。全国の幼稚園や小学校、図書館、NPOなどに寄贈する。

 製作した絵本を手にするフィッシャーマン・ジャパンの津田祐樹さん(6月、宮城県石巻市)=共同

A4判で32ページ。魚好きの少年が漁師のおじさんから、子どもの魚を取り過ぎると、スーパーの品ぞろえは良くなるが、海から魚がいなくなるかもしれないと教わり、大きくなった旬の魚を食べて、資源保護を身近に考えるという内容だ。

日本近海の漁獲量が乱獲などで減少していることから、学識者らと議論して絵本にまとめた。製作に携わった鮮魚店経営の津田祐樹さん(39)は「説明が難しくなりがちな漁業の現状を易しく伝えたかった」と話す。

フィッシャーマン・ジャパンは東日本大震災後の2014年7月、三陸の水産業復興と発展を目指して設立された。販路の開拓や漁業に関する啓発活動にも取り組む。

〔共同〕

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