船内清掃中、タンク内で倒れ3人死亡 大阪・港で係留
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6日午前9時10分ごろ、大阪市港区弁天6の埠頭で「係留中の船で清掃中に作業員3人が倒れた」と同僚の男性から119番通報があった。大阪府警港署によると、49~70歳の男性3人が船内のタンクから救出されて病院に運ばれたが、いずれも死亡が確認された。同署が事故当時の状況を調べている。
亡くなったのは、清掃作業を請け負っていた船舶修理会社「潮マリン」(大阪市西成区)の役員の箱崎敏さん(70)と、いずれも同社社員の畑浩一さん(53)、内村幸夫さん(49)。
同署によると、3人とも目立った外傷はなく、有毒ガスの発生などの情報はないという。タンク内の酸素が薄かったという情報もあり、同署や消防が死亡した原因を調べている。
3人は港に停泊中の砂利運搬船で清掃作業をしており、タンク内にたまった水を抜く作業に当たっていた。作業員の1人がタンク内に誤って落下し、2人が順番に助けに行ったという。3人ともタンク内で発見された。