夜間中学、10都府県34校に 文科省の目標届かず

2020/7/6 11:57
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義務教育を終えていない人らを対象にした夜間中学は、10都府県の計34校にとどまることが6日までに、文部科学省の調査などで分かった。

新設を検討・準備しているのは10道県。文科省は都道府県に1校以上を目指しており、担当者はニーズの把握が難しいことや、学校についての周知が進んでいないことが、設置が進まない原因と分析。「引き続き新設に向けた自治体の取り組みを丁寧に応援していきたい」と話した。

調査は今年1月に実施。2017年の前回調査では、東京や大阪など8都府県の31校だったが、19年に千葉県松戸市と埼玉県川口市で開校。今回の調査後、今年4月に茨城県常総市が設置して34校になった。

調査に検討・準備中とした県の内訳は公表されていない。文科省は取材に、徳島、高知両県が来年4月、札幌市が22年4月の開校を予定しており、静岡、長崎両県、相模原市、福岡県大牟田市も準備中とした。

夜間中学に通う生徒についても調査。総生徒数は1729人で、17年調査から42人増。外国籍は80.0%で横ばいだった。不登校などによって中学で十分学べなかった人にも門戸を開いており、中学既卒の入学者は8.6%で、前回から倍増した。戦後の混乱などによって中学を卒業していない日本国籍の入学者は11.4%で、3.9ポイント減った。

16年12月、夜間中学設置を促す教育機会確保法が成立。文科省は政令市にも1校以上設置するよう促している。

〔共同〕

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