関西発「スポーツCAFE」

フォローする

上半期、関西の3歳馬活躍 初の牡牝同時三冠なるか

2020/7/5 3:00
保存
共有
印刷
その他

6月28日の宝塚記念(阪神)で2020年上半期のG1が終了した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2月29日以降は無観客での競馬が続き、G1レースも今年最初のフェブラリーステークス(東京)以外はファンのいない競馬場で行われる異例の状況となった。その中でも関西馬の活躍は目立った。特に3歳馬は牡馬、牝馬ともに関西馬がクラシック2冠を獲得した。

上半期には12のG1(障害レースを除く)があり、そのうち9つで関西馬が優勝。例年通り「西高東低」だった。

コントレイル(右端)は余裕十分に日本ダービーを制し、無敗での2冠を達成した=共同

コントレイル(右端)は余裕十分に日本ダービーを制し、無敗での2冠を達成した=共同

活躍の目立った3歳馬ではコントレイル(牡、栗東・矢作芳人厩舎)が皐月賞、日本ダービーの2冠を制覇。デアリングタクト(牝、栗東・杉山晴紀厩舎)が桜花賞、オークスの牝馬2冠を達成した。両馬とも無敗という戦績が光る。同一年に牡牝の春の2冠馬が出たのは過去、1952年、64年、75年、2003年と4回あるが、ともに無敗というのは史上初めてだ。

秋の焦点は史上初の牡牝同時の三冠馬誕生なるかである。デアリングタクトが残すのは10月18日の秋華賞(G1)。舞台となる京都芝内回り2000メートルは最後の直線が短い。末脚で勝負するタイプの同馬にとっては内回りへの対応がカギになるだろうが、この世代の牝馬では地力は抜群。距離も全く問題はなく、牝馬三冠達成へ期待大だ。

一方のコントレイルは10月25日の菊花賞(G1、京都)で三冠に挑戦する。課題は芝3000メートルという距離だろう。もともと長い距離が不安視されていた馬で、ダービーの2400メートルも適性より長いと思われていた時期もあった。

ただ、ダービーに向けた調整を続けていた5月下旬には主戦騎手の福永祐一が「良いフォームで走れるようになり、乗っていても以前と違う。3000メートルでもいけるのではないか」と語るほど、馬が成長した。ダービーで余裕十分に2着に3馬身差を付けたように、こちらも同世代の中では飛び抜けた実力を持つ。京都競馬場はスタンド改修工事のため、11月から23年春まで、長期にわたり開催が休止される。改修前の開催の最後に歴史的瞬間が訪れるかが、20年最大の注目ポイントとなる。

4歳以上の関西馬では牝馬の活躍が目立った。G1ではラッキーライラック(5歳、栗東・松永幹夫厩舎)が大阪杯(阪神)に勝ち、モズスーパーフレア(同、栗東・音無秀孝厩舎)は高松宮記念(中京)に優勝。宝塚記念もクロノジェネシス(4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)が勝った。秋は牡馬勢の奮起に期待したい。

(関根慶太郎)

関西発「スポーツCAFE」をMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

競馬のコラム

電子版トップスポーツトップ

関西発「スポーツCAFE」 一覧

フォローする
コントレイル(右端)は余裕十分に日本ダービーを制し、無敗での2冠を達成した=共同共同

 6月28日の宝塚記念(阪神)で2020年上半期のG1が終了した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2月29日以降は無観客での競馬が続き、G1レースも今年最初のフェブラリーステークス(東京)以外 …続き (7/5)

松山はオークスで優勝するなど牝馬2冠の騎乗も印象的だった=共同共同

 5月24日のオークス(G1、東京芝2400メートル)でデアリングタクト(牝3、栗東・杉山晴紀厩舎)が勝ち、63年ぶり史上2頭目となる無敗での牝馬クラシック2冠を達成した。2020年の活躍が際立つのが …続き (6/7)

コントレイルに騎乗した福永(右)は皐月賞を初めて勝った=共同共同

 関西のトップ騎手、福永祐一(43、栗東・フリー)が大記録を達成した。4月19日に行われた3歳三冠の第一関門、第80回皐月賞(G1、中山芝2000メートル)を勝ち、クラシックレース完全制覇を飾った。

  …続き (5/10)

ハイライト・スポーツ

[PR]