林原、糖質製品の新製造棟竣工 生産能力2割増

2020/7/3 20:32
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バイオ企業の林原(岡山市)は3日、岡山第2工場(同)で建設を進めていた糖質製品製造の新棟の竣工式を開いた。総投資額は約75億円。9月から本格稼働し、生産能力は現在の生産棟に比べて2割増える。サプリメント用カプセル向けや食品用固着材としての需要増に対応する。

プルランと酵素の生産能力は従来比2倍に向上する(新P棟のプルラン精製室)

このほど完成した「新P棟」は、鉄骨6階建てで延べ床面積は約5000平方メートル。サプリメントなど水溶性カプセルの原料に使う天然多糖類「プルラン」や酵素を生産する。自動倉庫の導入や構内の動線の改良で、作業効率が向上。小型ボイラーの設置など装置を細かく制御することで、老朽化していた現在の設備に比べて1~2割省エネできるとしている。

同社は2018年、スイスの製薬大手ロンザとプルランについての長期パートナーシップ契約を締結。ロンザ子会社で医薬品向けカプセル大手の米カプスゲルに供給しており、足元ではサプリ向けの需要が伸びているという。林原の安場直樹社長は「プルランは旗艦製品で、今回の大きな投資を1つの足掛かりに世界で勝ち残っていきたい」と強調した。

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