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神奈川県、可搬のコロナ検査機器 検査時間も短縮

神奈川県は3日、持ち運びができるアタッシェケース型の新型コロナウイルスの検査機器「ライフケース」を開発したと発表した。7月中に約100セットを医療機関などに供給することを目指す。病院で採取した検体をわざわざ検査機関に運ぶ手間がなくなるほか、検査時間も約1時間と通常のPCR検査に比べて短くなる。

1セットあたり1時間で24検体の検査ができる。仮に県内に100台を導入して1日あたり5時間の検査を実施した場合、1万2000件の検査ができる。入院患者や医療従事者らの感染を不安に思う医療機関から既に引き合いがあるという。機器や試薬の生産は理研発のベンチャーのダナフォーム(横浜市)が担う。

県衛生研究所と理化学研究所が開発した「迅速検出法」を使うことで検査時間を短縮する。加えて、検体からウイルスの遺伝子を抽出・精製する前処理の手法を一般的な「遠心分離」ではなく「吸引」にすることで作業の手間を短縮した。ウイルスの変異も試薬の変更で対応できる。検査精度はPCR検査とほぼ同等という。

値段は1セットあたり200万円だが、医療機関などの導入費用は県が全額負担する。臨床検査技師への研修も実施するという。

今後、県外や国外への販売も目指すという。

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