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山本化学工業、高機能マスクの知財を開放

素材メーカーの山本化学工業(大阪市)は3日、高機能マスク「ビオラシリーズ」の知的財産を無償で開放し、協業する企業を募集すると発表した。同社が保有する実用新案権などが対象で無期限。他社と協業し販路を広げ、市場での素材自体のシェアを高めるのが狙い。

水着などにも使う同社の素材を活用し、マスクやマスク以外の製品を製造したり開発したりする企業や個人を想定する。募集期間は3日から8月31日まで。

「ビオラシリーズ」は0.5ミリと極薄のゴムを主体とした素材を使用しており、伸縮性があるのが特徴。ゴムは通常、薄くカットするのが難しいが山本化学工業の技術で実現した。

同社は素材メーカーだが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて自社素材を使ったマスクを4月に発売した。山本富造社長は「高機能素材をものづくりが得意な企業に使ってもらって、販路を広げられれば」と話す。既に米国企業などから引き合いがあるという。

同日、同じ素材を使った指カバー「ビオラゆびまも」の発売も発表した。表面を抗ウイルス加工しており、ドアノブや電車内のつり革に触れる際に使うことを想定する。価格は2200円(税込み)。楽天市場で販売する。

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