ゴーン元会長逃亡事件で初公判 トルコ、ジェット機関係者ら

ゴーン元会長逃亡
社会・くらし
2020/7/3 17:07 (2020/7/3 20:52更新)
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【イスタンブール=木寺もも子】日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(66)の海外逃亡事件で、元会長を密航させた罪などに問われたトルコの民間航空機運航会社の元幹部ら計7人の初公判が3日、同国イスタンブールの裁判所で開かれた。逃亡の経緯が明らかになるかが注目される。

1月、レバノンで記者会見するゴーン元会長=ロイター

元会長は2019年12月末、関西国際空港からひそかに出国した後、イスタンブールで飛行機を乗り換えてレバノンに逃れたとされる。

起訴状によると、プライベートジェット運航会社「MNGジェット」の営業部長だったオカン・キョセメン被告と4人のパイロットは共謀して元会長を密航させた。客室乗務員2人は犯罪を知りながら通報しなかった。7人は起訴内容を否認している。

キョセメン被告の口座には複数回にわたり、計約3300万円相当の入金があったという。同被告は公判で「金銭的利益はなかった」とし、入金は以前のフライトの謝礼と主張した。乗客が元会長だったとは飛行機が大阪を出発するまで知らず、その後は家族への脅迫を受けたという。

MNGジェットは1月、キョセメン被告らを刑事告訴し、トルコ検察は5月、7人を起訴した。

事件を巡っては米司法当局も5月、元会長の逃亡をほう助したとして米国籍の父子2人を逮捕した。東京地検は7月3日、日米犯罪人引き渡し条約に基づき2容疑者の身柄引き渡しを米側に正式に要請したと発表した。

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