青森で首都圏の鉄道支える 地元技術者がJR車両改造

2020/7/4 11:30
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新宿など東京都心を走るJR中央・総武線の車両の一部は、青森市の整備工場で首都圏を走る別の路線の車両に仕様変更されている。作業を担うのは、かつて青森と東京を結んだ寝台特急の整備をしていた地元の技術者ら。「青森から首都圏の安全を」と誓う。

JR東日本テクノロジー青森改造センター(青森市)=共同

2010年に東北新幹線が新青森駅まで全線開通した影響で、寝台特急「あけぼの」などが相次いで廃止となった。整備を担っていた技術者を生かそうと工場では、17年4月から首都圏の車両の仕様変更を行っている。

06年製造の車両10両が4月15日、「JR東日本テクノロジー青森改造センター」に運び込まれた。ブレーキなどの保安装置や一部の連結器を交換するなど約2カ月かけて作業する。車両配線の図面は複雑で難解なため、高い技術力が求められる。6月18日は車輪の点検などを行った。

この後は秋田市の秋田総合車両センターで車体のデザインを変え、千葉と東京を結ぶ武蔵野線を走る予定だ。これまでには、群馬と東京を結ぶ八高線の車両に仕様変更されたものもある。

青森改造センターの後藤勉センター長(60)は「故障は許されない。これからも『良い品質で送り返す』という強い気持ちで作業したい」と語った。〔共同〕

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