大阪・富田林逃走、被告に懲役17年判決「社会に不安」

社会・くらし
2020/7/3 14:11 (2020/7/3 16:30更新)
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大阪地裁堺支部

大阪地裁堺支部

2018年8月に大阪府警富田林署の接見室のアクリル板を壊して逃走し、加重逃走罪などについて有罪の部分判決を受けた無職、樋田淳也被告(32)の裁判員裁判で、大阪地裁堺支部の安永武央裁判長は3日、懲役17年(求刑懲役18年)を言い渡した。安永裁判長は「警察署の設備を壊して1カ月半にわたって逃走生活を続け、社会に不安を与えた」と述べた。

被告は計21件の事件で起訴された。地裁堺支部はこのうち18件を裁判官だけで区分審理し、5月の部分判決で加重逃走罪など17件を有罪とした。6月から始まった裁判員裁判では逃走前の強盗致傷罪など3件を審理し、この日の判決は全体の量刑を含めて判断した。判決後、弁護人は控訴を検討する方針を示した。

安永裁判長は判決理由で「逃走中も(万引きなどの)罪を重ねたことは無視できない」と指摘。逃走期間の長さも踏まえ、通常の加重逃走や窃盗より量刑は重いと説明した。また樋田被告が服役を繰り返していることなどにも触れ、「反省しているとは到底言えない」とも述べた。

判決によると、樋田被告は18年8月12日夜、富田林署の2階の面会室で弁護士と接見した後、隔離用のアクリル板を壊して逃走。大阪府羽曳野市で自転車を盗み、日本一周中の旅行者を装って中四国を転々とし、食料品の万引きを繰り返すなどした。

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