中部3県の倒産、6月は2割減 コロナで処理停滞

2020/7/3 19:30
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東京商工リサーチ名古屋支社は3日、2020年6月の中部3県(愛知、岐阜、三重)の倒産件数が前年同月比21%減の57件だったと発表した。新型コロナウイルスに伴う裁判所や弁護士事務所の業務縮小により、5月から破綻処理の停滞が続いている。政府や自治体の金融支援で倒産を食い止める企業もある。

負債総額は125億円と84%増えた。46億円の負債を抱えたホテル経営の北海観光(三重県鈴鹿市)が押し上げた。倒産件数は5月(22件)に比べ2.6倍に増えた。コロナ禍でピークを付けた4月(84件)に比べると3割少ない。

1~6月でみた倒産件数は前年同期比2%増の364件で、負債総額は24%増の477億円だった。いずれも2年ぶりの増加に転じた。

裁判所などは通常業務に戻りつつあるが、「滞った分の遅れを取り戻すほどの処理速度ではないようだ」(東商リサーチの担当者)という。政府などの助成金や融資も企業の資金繰りを支える。ただ、同社の担当者は「コロナが企業経営に与える影響は依然として厳しく、目先も倒産が増える可能性はある」と話している。

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