義母殺害で懲役6年求刑 介護の71歳女に検察側

社会・くらし
2020/7/3 12:51
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愛知県蒲郡市で2019年7月、介護中の義母(当時96)を殺害したとして、殺人罪に問われた同市の無職、大塚文子被告(71)の裁判員裁判論告求刑公判が3日、名古屋地裁岡崎支部(石井寛裁判長)で開かれ、検察側は懲役6年を求刑した。判決は10日。

検察側は論告で「介護の苦労は否定しないが、同居の夫や近所の親族に援助を求めたり、ケアマネジャーを通じて介護サービスを受けたりすることは可能だった」と指摘。「負担を軽減する方法を具体的に検討せず殺害した経緯は強い非難に値する」と主張した。

弁護側は「介護で次第に追い詰められ、処方された睡眠薬で一睡もできないことに絶望し、突発的に犯行に及んだ」と反論。遺族も処罰を望んでいないとして、懲役3年、執行猶予5年の判決が相当とした。

起訴状によると、19年7月6~7日、自宅で義母のキヨ子さんの首を手やひもで絞め窒息死させたとしている。

逮捕後に「介護で眠れなくなった」と供述。鑑定留置を経て刑事責任能力を問えると判断し、19年12月に起訴した。〔共同〕

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