丸刈りの安芸高田市長が辞職 前法相から計60万円

社会・くらし
2020/7/3 11:01
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昨年7月の参院選広島選挙区での買収事件を巡り、前法相の衆院議員、河井克行容疑者(57)から広島県議時代に計60万円を受け取った安芸高田市の児玉浩市長(57)が3日付で辞職した。本人の申し出を受け、市議会が全会一致で同意した。児玉氏は6月26日、反省の意味を込めて頭を丸刈りにして続投の意向を示したが、抗議が殺到し30日に辞意を表明していた。

河井前法相から現金を受け取ったとして、県内の首長で辞職したのは3人目。児玉氏は閉会後に報道陣の取材に応じ、後任を選ぶ市長選に出馬するかどうか問われ「白紙の状態だ。支持者の意見を聞いてから判断したい」と含みを残した。本会議中は辞職に関する質疑はなく、取材に対し「多くの皆さんにご迷惑をお掛けしたことを深くおわび申し上げたい」と陳謝した。

同じく河井前法相から現金を受領した安芸高田市議会の先川和幸議長(73)と水戸真悟副議長(71)も3日、それぞれ議長と副議長を辞任した。

先川氏は児玉氏の辞職について議員が質問しなかったことを記者団に問われ「議会事務局から質疑は原則、市長就任以降のことにしてもらいたいと言われた。県議時代のことはご遠慮願いますということだった」と述べた。議会事務局の担当者は「市長就任前のこと、プライバシーに関することは言葉を選んでくださいと議員に説明したが、質疑を止めるつもりはなかった。説明が悪かった点はある」と話した。

安芸高田市は、河井前法相が当選した衆院広島3区内の自治体の一つ。児玉氏は県議を辞職後、今年4月の市長選に立候補し、無投票で当選。当初は現金の受領を否定していたが、6月24日に一転して2回にわたり現金計60万円を受け取ったと認めた。〔共同〕

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