「寒天列車」、3密回避し再開 岐阜の明知鉄道

2020/7/2 20:30
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岐阜県内の第三セクター鉄道各社が、新型コロナウイルスの影響で休止していた観光列車の運行を相次ぎ再開している。恵那市と中津川市を走る明知鉄道では、沿線の名物を味わえる「食堂車」が1日、3カ月ぶりに姿をみせた。

再開した明知鉄道の「食堂車」は客席間に仕切りを設置した

再開した明知鉄道の「食堂車」は客席間に仕切りを設置した

「3密」を回避する感染防止策として、食堂車内のテーブルに仕切り板を設置。家族やグループで参加の場合は板を取り外すこともできる。乗車時には消毒や検温を呼び掛けて体調を確認し、1両あたりの定員は従来の28人から18人に減らした。県や市の助成を活用した割引も受けられる。

乗車した愛知県春日井市の会社員女性(34)は「外には出たいけれど、まだコロナが心配。対策をきちんと意識しているのはありがたい」と笑顔をみせる。食堂車は恵那駅から明智駅(いずれも恵那市)まで約25キロメートルを50分余りかけてのんびり走り、乗客は食事とともに車窓を流れる田園風景を楽しんだ。

9月末までのメニューは恵那市山岡町特産の細寒天料理をメインにした3段重ねの19品。例年4月から運行するこの「寒天列車」は1987年から続く明知鉄道の人気企画だ。秋、冬には「きのこ列車」や「じねんじょ列車」を運行している。

長良川鉄道(関市)は3日から、列車内でランチやスイーツを供する観光列車「ながら」の運行を約4カ月ぶりに再開する。感染対策として定員を減らし、消毒や換気を徹底した。自治体の助成による割引も今後検討するという。

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