サムコ、半導体装置のデモルーム新設 5Gなど需要獲得

2020/7/2 18:16
保存
共有
印刷
その他

半導体製造装置のサムコは2日、半導体向け薄膜形成装置のデモルームを京都市内に新設すると発表した。1億2千万円を投じ、本社近くの生産拠点に10機種の装置を導入した。次世代通信規格「5G」の普及などで高まる需要を獲得するため、半導体メーカーなどへの装置の販売拡大に活用する。今後数年で同装置関連の売上高を倍増の20億~25億円規模にすることを目指す。

サムコが10日から運用する半導体向け薄膜形成装置のデモルーム(2日、京都市)

新設するのは基板上に薄い膜を張り、水分やほこりから半導体を保護する化学的気相成長法(CVD)装置などのデモルーム。約220平方メートルのクリーンルームに10機種のデモ機や測定機器を設置した。国内外のメーカーから送られてきたサンプルをデモ用に処理するほか、実際に機器を見せることも可能だ。大学などとの共同研究拠点としても活用する。10日から運用を始める。

サムコのCVD装置はプラズマを使って原材料の気体や液体に化学反応を起こし膜を形成する仕組みで、熱やレーザーを使って膜を形成する技術よりも低温で成膜できるのが特徴だ。通信関連部品や半導体レーザー向けに多く使われる。

CVD装置は5Gのサービス本格化などを背景に、高周波デバイスなどの通信関連部品の生産用に需要が高まっている。サムコはデモルームの活用などを通じ、現在は年間10億円程度のCVD装置事業を今後数年で20億~25億円程度まで拡大させる計画だ。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]