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池江「また強くなる」 白血病公表後、初の練習公開

Tokyoオリパラ
2020/7/2 17:25 (2020/7/3 3:18更新)
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終始和やかな表情で練習に取り組んだ=代表撮影

終始和やかな表情で練習に取り組んだ=代表撮影

白血病からの復帰を目指す競泳女子の池江璃花子(ルネサンス)が2日、闘病公表後初めて、報道陣に東京都内での練習をオンラインで公開した。約1年の入院生活を経て、3月に練習を再開。「また強くなってみんなより速く泳ぎたい」。プールに入る喜びとともに、新たな目標へと歩み出した。

大学生のチームメートとほぼ同じメニューでバタフライを含む4泳法を泳ぎ、チューブを使った高い強度の練習も難なくこなす。退院直後はほっそりしていた手足には筋肉がついてきた。「一緒に泳いであまり差がなくなってると感じるし、日に日に力がついてきてる」。2日、東京都内で公開された練習で池江は終始笑顔でトレーニングに励み、病気からの順調な回復ぶりがうかがえた。

得意のバタフライ含む4泳法をこなし、順調な回復ぶりを見せる=代表撮影

得意のバタフライ含む4泳法をこなし、順調な回復ぶりを見せる=代表撮影

白血病が発覚したのは2019年2月。18年アジア大会で日本人初の6冠に輝くなど急成長を遂げる中で突如襲った病だった。「最初はどんな病気か分からなくて、抗がん剤治療で髪の毛が抜けるというのがショックだった」。一方、日本記録を次々塗り替え、東京五輪への期待と重圧を背負っていた18歳(当時)の脳裏には別の思いもあった。「ほっとした気持ちもあって。頑張り過ぎたんだなと。休んでまた頑張ろうと思った」

入院中は抗がん剤治療による副作用で食事が喉を通らないこともあり、「しんどかったし、周りの人が自分を見てつらい思いをしてるのもつらかった」。そんな時に支えになったのは家族や友達、ファンからのメッセージだった。「毎日たくさんの方がメッセージをくれて。1人では乗り越えられない病気だった」

19年末に退院し、3月に水中練習を再開した。現在は週4回程度の練習で、6月から指導する西崎勇コーチによると「長い距離のメニューでは本数を削るが、(通常の)6~8割はできている」。同じルネサンス所属で、16年リオデジャネイロ五輪代表の持田早智が「負けて悔しい、という思いを持って練習しているのがすごい」と舌を巻くほどの復活ぶりだ。

4日に20歳となる池江=代表撮影

4日に20歳となる池江=代表撮影

なぜ競技の世界に戻ったのか? 「病気の人たちに、また強くなれると知って欲しかった。このまま中途半端で水泳を終わらせたくもなかった」。目下の目標は10月上旬の日本学生選手権の出場だ。約1年の入院生活でも「肩の可動域が変わらず、(泳ぎの)感覚もあまり変わってなかった」という天賦の才。精神的にもよりたくましくなった池江なら、3カ月後の実戦復帰も難題ではないだろう。

東京五輪は1年延期となったが、「あくまで自分の目標は24年のパリ五輪。土台を作っていけたら」とぶれない。今はただ、仲間たちと大好きな水泳に向き合う喜びをかみしめる。「プレッシャーを感じずに心から楽しんでいる。おしゃべりしながらストレッチしたりトレーニングしたり。普通に生活することが本当に幸せです」

(堀部遥)

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