広がる減損の影、店舗や機体 市場に警戒感
証券部 松川文平
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コロナ禍の長期化で企業が減損損失の計上を余儀なくされる、そんな懸念が市場で高まりつつある。各国の金融当局は柔軟な判断を認める傾向にあったが、欧州の資源大手が相次いで巨額減損を計上。国内でも外食や流通が店舗を減損するなど潮目が変わってきた。経済活動再開の一方で、様々な業種に迫る減損が企業収益に与える影響に投資家は神経質になっている。
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