米国務省、ロシア改憲に懸念 「公平な選挙を」

2020/7/2 12:58
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【ワシントン=中村亮】米国務省のオルタガス報道官は1日、ロシアの2024年の大統領選で、プーチン大統領の5選出馬を可能とする憲法改正法案の成立が確実になったことに「懸念」を表明した。「米国は自由で公平な選挙を支持する」と強調し、強権的なプーチン氏の体制が長期化することをけん制した。

米国務省は強権的なロシアのプーチン政権の長期化を懸念している=AP

オルタガス氏は大統領選などをめぐる制度に関し「一般原則として米国は現職に有利になったり、任期を延長したりする憲法改正に反対する」と指摘した。プーチン氏はすでに5選出馬の可能性について「排除しない」と明言している。

プーチン政権が反対派勢力を弾圧しているとの批判が国内外で目立っており、オルタガス氏は「ロシア国民は政府の体制を決める機会や人権の尊重、法の下の平等な扱いなどを認められるべきだ」と強調した。

ただトランプ米政権で大統領補佐官を務めたボルトン氏の回想録によると、トランプ大統領は中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席との会談で、米大統領の任期を2期8年とする制度を廃止すべきだとの声があると説明。長期政権に意欲を示したとされ、米国のロシア批判は説得力を欠く面がある。

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