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仏、NATO作戦参加見合わせ リビア巡りトルコと応酬

【パリ=白石透冴】フランス外務省は1日、地中海での北大西洋条約機構(NATO)の作戦への参加を一時的に取りやめると発表した。仏軍艦が6月、トルコ軍の妨害を受けたことなどが理由だ。内戦状態のリビアを巡る両国の立場の違いが背景で、NATOの結束を揺るがしている。

問題となっているのは6月10日に仏フリゲート艦がリビア沖でトルコの貨物船を尋問しようとした事案だ。NATO任務の一環として、関係国が合意したリビアへの武器禁輸が守られているかを調べるためだった。

仏軍は、近づいてきたトルコのフリゲート艦が火器管制レーダーを仏軍艦に向けて3回照射してきたと主張する。照射は通常、射撃前の行動だが、トルコ政府は否定している。

フランス、トルコはいずれもNATO加盟国だが、非難の応酬を繰り広げた。仏政府は進展がないとみて今回の対応を決めた。NATO加盟国間の対立を解消する仕組みを作ることなどを求めている。作戦に参加しない期限は示していない。

政情不安が続くリビアは、西部を拠点とする暫定政権と東部の軍事組織「リビア国民軍(LNA)」に大きく二分される。トルコは暫定政権を支持し、1月上旬に支援部隊を派遣した。フランスは軍事組織側を支持しており、緊張関係が生まれる背景になっている。

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