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独VW、トルコ新工場を白紙撤回 新型コロナで需要激減

【フランクフルト=深尾幸生】ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は1日、トルコに新工場を建設する計画を撤回すると明らかにした。新型コロナウイルスの影響で、新車需要の回復に時間がかかるためだと説明している。

同社は2019年10月にトルコ軍のシリアでの軍事作戦を受け、内定していた新工場建設の正式決定を延期していた。

ドイツ業界紙アウトモービルヴォッヘが報じ、VWが認めた。VWは19年9月にトルコ西部イズミル近郊に現地法人を設立。工場に10億ユーロ(約1200億円)以上を投資し、VWの主力車「パサート」など傘下の複数ブランドの車種を生産する予定だった。VWは1日の声明で「コロナ危機で世界の新車需要が激減し、予測していた市場規模への成長時期が後ろにずれたため」と説明した。

ロイター通信によると、トルコ当局は同日、VWや独BMWなど独自動車大手5社に対し、独占禁止法違反の疑いで調査を始めたことを明らかにした。独ダイムラーやVW傘下のアウディとポルシェを含む5社がトルコ市場での競争を損なうような情報共有をした可能性があるという。

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