百貨店大手5社、売上高1~2割減 6月既存店

2020/7/1 17:47
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大手百貨店5社が1日発表した2020年6月の売上高(既存店ベース、速報値)は全社が前年同月を1~2割下回った。政府の緊急事態宣言が解除され各社は店舗の営業を再開したが、店内の混雑を避けるため集客に消極的だった。新型コロナウイルスの感染を予防すべく、消費者が外出を控える動きも続いた。6月前半からは夏のセールも始まったが、客足の回復には時間がかかりそうだ。

全社が9カ月連続で前年同月を下回った。大丸松坂屋百貨店は28.0%減、高島屋は16.4%減、三越伊勢丹は22.5%減、そごう・西武が16.5%減、エイチ・ツー・オーリテイリングが21.4%減だった。

政府が5月末に緊急事態宣言を解除したことに対応し、6月は各社が全館の営業を再開。店内の混雑予防に対応し催事の中止を続けたほか、顧客が外出を控えたことで売り上げは伸び悩んだ。

中韓からの入国制限は続いており、訪日外国人(インバウンド)の数は前年比で減少。免税売上高は大丸松坂屋百貨店が97%減、高島屋が94%減、三越伊勢丹が85%減だった。

臨時休業に伴う在庫増に対応し、今年は各社が夏のセールの開始を例年より前倒しする動きが目立つ。だが「混雑緩和のため、積極的な集客は難しい」(大丸松坂屋百貨店)。7月は感染予防と客足増を両立できるかが課題となりそうだ。

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