国際自動車、物流スタートアップと提携 買い物代行で

2020/7/1 16:54
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タクシー大手の国際自動車(東京・港)は1日、物流スタートアップのCBcloud(シービークラウド、東京・千代田)と連携して買い物代行サービスを始めた。新型コロナウイルスの影響でタクシーの売り上げが減少しており、新サービスで外出を控えたい消費者のニーズを取り込む。

シービークラウドの買い物代行事業「ピックゴー」の新サービス「超お急ぎ便」を利用。利用者はコンビニやスーパーなどから1店舗5品目まで選択できる。国際自動車のドライバー50人が通常業務をこなしながら対応する。買い物代金に加えて1650円からの代行料金がかかる。

超お急ぎ便は原則1時間以内だが、利用者とドライバーの距離によっては30分以内の配送も可能。注文は24時間対応で、配達時間も1時間刻みで設定できる。商品を玄関先に置く「置き配」もできる。国際自動車は東京23区と武蔵野市、三鷹市でサービスを提供する。他のエリアではフリーのドライバーらが対応する。

国土交通省は4月、タクシー事業者の飲食店の宅配代行など有償貨物運送を特例措置で認めたが、買い物代行は含まれていない。国際自動車は2015年から利用者の生活支援などをタクシーで行う「救援事業」制度を活用して買い物代行サービスを提供していた。アプリ上で注文を完了できるなどのシービークラウドの利便性を見込み、提携を決めた。

国際自動車のタクシー1台の1日あたりの売り上げは4月が2万6千円で前年同月の47%。6月は4万3400円と79%にまで回復したが、新型コロナの第2波のリスクで再び落ち込む可能性がある。同社経営企画部長の田中慎次氏は「需要をみて今後ドライバーを増員する。タクシーの機動力とサービスを買い物代行にいかしてお客のニーズに応える」と話している。

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