女児1億4000万人が「消失」、男児選好で 国連報告書

2020/7/1 7:52
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【ニューヨーク=吉田圭織】国連人口基金(UNFPA)は30日、2020年の「世界人口白書」を発表した。男児選好が原因で女児を中絶したり、育児放棄して死なせたりすることで20年には1億4千万人の女児が「消失」すると推定した。中国とインドの女児が8割以上を占める。

「消失」すると推定されている女児の8割はインドと中国が占める(国連人口基金の「世界人口白書」)

新型コロナウイルスの世界的流行で女児の支援計画への影響も懸念されている。国連は支援の中断で、今後10年間で女性器切除の被害に遭う少女がさらに200万人増えると指摘。世界的な経済低迷で18歳未満の少女を結婚させる児童婚は1300万件増える恐れがあるという。虐待や望まない妊娠を経験する女性の急増も懸念されている。

同時に公表した20年の世界人口の推計は約77億9500万人と、19年から8千万人増えた。国別では中国(香港、マカオと台湾を除く)が14億3900万人と最も多く、次いでインドが13億8000万人、米国が3億3100万人だった。日本は11位と前年と同じ順位だったが、人口は15年以降、毎年平均で0.2%ずつ減っているという。

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