ブラジル、新型コロナで失業増 雇用者減少幅は過去最大

中南米
2020/7/1 6:30
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【サンパウロ=外山尚之】ブラジル政府は6月30日、3~5月期の失業率が2~4月期に比べて0.3ポイント上昇し、12.9%だったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で失業者が増え、雇用者数の減少幅は過去最大を更新した。

ブラジル地理統計院(IBGE)によると、3~5月期の雇用者数は2~4月期から8.3%減少し、8590万人だった。落ち込み幅としては過去最大という。就労者は労働人口の49.5%と半数を割り込んだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受け解雇が相次いだほか、倒産による失業が増えたとみられる。失業率は約2年ぶりの高水準となった。

サンパウロ州やリオデジャネイロ州では3月下旬から飲食店などの営業を禁じる外出自粛令が発令され、多くの市民が職を失った。経済低迷の深刻化と感染拡大が続くなか、両州は6月から経済活動の段階的な再開に乗り出している。

ブラジル政府は30日、3カ月にわたり失業者などに月600レアル(約1万2千円)を支給する緊急支援策をさらに2カ月延長すると発表した。

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