ウーバー、米料理宅配4位の買収へ交渉 2800億円規模

2020/7/1 2:53
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【シリコンバレー=白石武志】米ウーバーテクノロジーズが料理宅配サービスを手掛ける米ポストメイツの買収に向けた交渉を進めていることが30日までに明らかになった。複数の米メディアが報じた。ウーバーは5月には同業大手の米グラブハブの買収を試みたと報じられており、積極的に再編を仕掛けている。

米ポストメイツが米フォード・モーターと試作した料理宅配用の自動運転車

ポストメイツは2011年の創業で、米サンフランシスコに本社を置く未上場企業だ。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はウーバーによる買収額は26億ドル(約2800億円)程度になると報じている。米CNBCテレビによると、ポストメイツはすでに株式を公開している特別買収目的会社(SPAC)とのM&A(合併・買収)を通じた上場も並行して検討しているという。

米調査会社セカンドメジャーによると20年4月時点の米国の料理宅配サービス市場におけるポストメイツのシェアは8%。首位ドアダッシュ(45%)やグラブハブ(23%)、ウーバー(22%)に次いで4位だった。ウーバーがポストメイツの買収に成功すれば、シェアは単純合算で30%となり米国で2位に浮上する。

ウーバーは主力のライドシェア事業が新型コロナウイルスの影響で旅客減に見舞われている。一方、「ウーバーイーツ」の名称で手掛ける料理宅配サービスは「巣ごもり消費」の拡大で市場が伸びており、同社は今後の成長領域と位置づけている。

ウーバーは5月には米国でシェア2位のグラブハブとの買収交渉を進めていると報じられたが、米議会から寡占を懸念する声があがっていた。その後、グラブハブについてはオランダに本社を置く欧州の料理宅配サービス大手ジャスト・イート・テイクアウェー・ドットコムが73億ドルで買収すると発表している。

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