ヤフーとLINE、新型コロナで統合に遅れ 審査長引く

2020/6/30 18:54
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ヤフーを傘下に持つZホールディングス(HD)とLINEは30日、両社の経営統合が当初予定していた10月から遅れると発表した。新型コロナウイルスの影響で、一部の国で独占禁止法などに基づく当局の審査が長引いているため。両社は「審査手続きで重大な問題は認識していない」としている。

統合発表時の記者会見で握手するZHDの川辺健太郎社長(左)とLINE出沢剛社長(2019年11月)

両社が統合方針を発表したのは2019年11月。インターネットサービス分野でシェアが大きい両社の統合は、各国当局の審査を経る必要がある。審査中は両社で統合後の方針を協議できない。当初計画でも統合まで1年かかるため、シナジー(相乗効果)が遅れるとの指摘があったが、審査の遅れで影響が膨らむ可能性がある。

19年12月に最終合意した計画では、ZHDを傘下に持つソフトバンクとLINE親会社の韓国IT(情報技術)大手ネイバーが当局の審査を経て、6月までにLINE株式のTOB(株式公開買い付け)を行い、非公開化する予定だった。

しかし新型コロナで対面での審査が難しくなった影響などで、手続きが遅れているとみられる。現在も一部の国の審査が続いているため、予定期間内に買い付けができなくなった。

両社の統合は、最終的にはソフトバンクとネイバーが折半出資する会社の下にZHDを置き、ヤフーとLINEがZHDの100%子会社としてぶら下がる。6月23日のZHDの株主総会では、経営統合後の新経営陣として、ZHDの川辺健太郎社長ら現取締役に加えて、LINEの出沢剛社長らが就任する人事案を承認していた。

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