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JDI、6期連続最終赤字 コロナで需要減

経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)が30日発表した2020年3月期の連結決算は、最終損益が1014億円の赤字(前の期は1065億円の赤字)だった。赤字は6期連続。人員削減や工場の減損処理などの構造改革費用がかさんだほか、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で自社の生産も制約されて販売が落ち込んだ。

売上高は前の期比21%減の5040億円。スマートフォン向けディスプレーは大口販売の減少や不採算製品からの撤退で出荷が減少。新型コロナの影響で自動車メーカーが生産調整したため、車載向けも苦戦した。自社の生産も制約され、新型コロナの連結売上高へのマイナスの影響額は212億円だった。

JDIは人員削減などで固定費を減らす構造改革を発表し、20年3月期は年間で約300億円の固定費を削減した。20年3月期下期の営業損益は33億円の赤字(前年同期は154億円の赤字)となったが、コロナ影響を除けば40億円弱の黒字を確保できたという。大河内聡人最高財務責任者(CFO)は「構造改革の効果は確実に出ている。変動費を含めさらにコストを改善する」と話す。

当面の資金は確保している。独立系投資顧問会社いちごアセットマネジメントなどの金融支援で債務超過を回避。現預金は12月末の491億円から666億円に増えた。ただ、決算短信では「継続企業の前提に関する注記」を引き続き入れた。

同日、21年3月期の連結売上高が前期比15%減の4284億円~20%減の4032億円になりそうだと発表するなど、事業再生に向けて難しい局面は続く。菊岡稔社長は「新たな収益機会を議論中で、ヘルスケアに参入することを検討している」と述べた。

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