南極観測隊員を半分に コロナ対策、しらせは直行

2020/6/30 17:24
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政府の南極地域観測統合推進本部は30日までに、第62次観測隊員18人と、新型コロナウイルス感染症対応の基本方針を決めた。今秋出発する隊員を当初予定の半分程度に減らす。隊員や物資を運ぶ観測船「しらせ」は例年寄港するオーストラリアを経由せず、南極の昭和基地に直行して、活動も縮小する。

感染症拡大の状況を見て、11月に実施計画を最終決定。状況が改善した場合、隊員や活動を増やすオプションも準備する。

隊員は当初80人を予定していたが、43人に減らす。国立極地研究所南極観測センターの橋田元教授(56)が隊長、気象庁の阿保敏広観測部付(58)と極地研の金子宗一郎専門職員(48)が副隊長を務める。乗船前に2週間の検疫期間を設け、感染が分かった場合に備え、交代要員も置く。今後、残りの隊員を決める。

しらせは出航後、燃料補給をしないため、日本に戻るまでの期間を151日から95日に短縮。南大洋の海洋観測を取りやめ、当初計画の6割の活動にとどめる。例年、隊員は空路でオーストラリアに入り、しらせに乗船しているが、今回は日本から乗る。状況が好転すれば、隊員を50人に増やし、しらせの活動日数を146日に延ばす。〔共同〕

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