豪、サイバー防衛に1000億円 中国への対処念頭か

2020/6/30 11:17
保存
共有
印刷
その他

【シドニー=松本史】オーストラリア政府は30日、サイバー防衛に10年間で13億5千万豪ドル(約1千億円)を投じると発表した。モリソン首相は海外から大規模なサイバー攻撃を受けたと明らかにしている。名指しは避けたが、中国の関与を疑う声が強い。過去最大規模の投資で対応を急ぐ。

モリソン政権はサイバー防衛に1000億円を投じる=AAP

4億7千万豪ドルを投じてサイバー防衛を行う豪通信電子局(ASD)の人員を500人増員するほか、産業界と政府がサイバー攻撃について早期に情報共有できる枠組みも作る。最新の攻撃技術に対応するため、データサイエンスなどの研究部門も増強する。ASDの年次報告書によると、18年度(同年7月~19年6月)の職員数は約1900人。

モリソン氏は声明で「過去最大規模の投資により(サイバー攻撃と)戦う能力と道具を得られる」と述べた。

モリソン氏は19日、政府や公的機関が大規模なサイバー攻撃を受けたと発表した。特定国の名指しは避けたが「強大な能力を持つ国家を基盤とした組織」が関与しているとしている。豪メディアは政府関係者の話として、中国の関与が疑われると報じている。

豪政府は2018年8月に次世代高速通信「5G」のインフラ整備に関し、中国の華為技術(ファーウェイ)を排除する決定を行うなど、中国への警戒を強めている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]