アマゾン系動画配信、トランプ陣営チャンネルを一時停止

2020/6/30 6:35
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【シリコンバレー=白石武志】米アマゾン・ドット・コム傘下でゲーム実況配信などを手掛ける米ツイッチ・インタラクティブは29日、トランプ米大統領の陣営が運営する動画配信チャンネルを一時停止したと明らかにした。投稿動画の中に悪意のある発言が含まれ、同社の利用規約に違反したためとしている。

ゲーム実況配信の米ツイッチはトランプ陣営の動画配信チャンネルを一時停止した=ロイター

トランプ陣営は2019年に同社が運営する動画配信サービス「Twitch(ツイッチ)」上にチャンネルを開設し、過去の演説の動画などを投稿していた。ツイッチ社の広報担当者は29日、「利用規約に沿って、配信動画の中での発言を理由にトランプ大統領のチャンネルを一時的に停止した」との声明を出した。問題となった動画はすでに削除したという。

ツイッチ社は規約違反と判断した具体的な例として、前回の16年の米大統領選でトランプ氏が「メキシコからの移民は米国に麻薬や犯罪を持ち込んでいる」などと主張した演説の動画などを挙げた。演説は5年前のものだが、トランプ陣営は最近になってツイッチ上に動画を投稿していた。

ツイッチ社は自社のサービス上で悪意のある行為を禁止し、違反した場合には対象動画を削除するなどの措置を執るとしている。トランプ陣営が19年にチャンネルを開設した際にも、利用規約などが守られなかった場合には例外扱いしない方針を伝えていたという。

米国ではSNS(交流サイト)企業に社会の分断や憎悪を助長する投稿を禁じるよう求める声が強まっている。食品・日用品大手の英蘭ユニリーバや米コカ・コーラは対策が不十分であることなどを理由に、SNSへの広告出稿を一時停止すると発表している。

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