ロシア、アフガンの米兵殺害で報奨金提供か

トランプ政権
北米
2020/6/30 5:22
保存
共有
印刷
その他

【ワシントン=中村亮】マクナニー米大統領報道官は29日の記者会見で、ロシアがアフガニスタンの武装勢力に対し、米兵を殺害すれば報奨金を支払う工作活動をしたとの報道に関して「疑惑の正確さを精査している」と語った。トランプ大統領はこの情報に関して説明を受けておらず、ロシアに抗議などはしていないと語った。

29日、マクナニー米大統領報道官はロシアの工作活動に関して事実確認ができるまでトランプ大統領に説明する必要がないと語った=AP

マクナニー氏は報道に関して「情報機関の一部に異なる意見がある」と説明。トランプ政権としてロシアの工作活動を現時点で認定していないと説明した。事実関係が確認できるまで、トランプ氏に状況を説明する必要はないとも強調した。ロシアは疑惑を否定している。

複数の米メディアによると、ロシアはアフガンの反政府武装勢力タリバンの関連組織に報奨金を持ちかけて米兵の殺害を促した。3月に米国家安全保障会議(NSC)で対策を議論してトランプ氏も説明を受けたが、ロシアに抗議や停止要求はしなかったとされる。

トランプ政権は2月末にタリバンとの和平合意に署名し、米軍の完全撤収にカジを切っていた。ロシアの工作活動が公になれば米軍撤収に支障が生じると判断し、ロシアへの対応を見送った可能性がある。報道を受けてアフガン情勢の安定が見通せないとの意見が議会で強まれば、今後の米軍撤収に逆風になることが考えられる。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]