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米大統領選、音楽業界にも波紋 トランプ陣営の曲使用に警告

【ワシントン=芦塚智子】11月の米大統領選に向けた選挙活動の再開が始まるなか、音楽業界にも米社会の分断の波紋が広がっている。英人気ロックバンド、ローリング・ストーンズは、共和党現職トランプ大統領が選挙集会で楽曲の使用をやめなければ訴訟も辞さないと警告。一方、同業界では政治参加を訴える動きも広がっている。

ローリング・ストーンズはトランプ陣営に楽曲の使用停止を要求=ロイター

ストーンズは2016年の大統領選でもトランプ氏陣営に曲の使用停止を要求していたが、今月20日のトランプ氏の選挙集会で曲が使われた。米著作権管理団体BMIは、ストーンズの要請を受けて楽曲の使用許諾を取り消し、陣営に対し「今後の使用は使用許諾契約違反となる」と通知したと説明している。

トランプ氏陣営は20日の集会で17年に死去した米ロック歌手トム・ペティさんの曲も使用。同氏の家族は「憎悪の選挙運動」での楽曲使用に反対するとして陣営に公式に即時停止を要求したと明らかにした。

一方、米人気歌手ビヨンセさんは28日、黒人などに贈られる米テレビ局の文化賞受賞に寄せたビデオメッセージで、全米で続く警官による黒人暴行死への抗議デモにあらためて支持を表明。「もう一つ必要なことがある。自分たちの命がかかっていると思って投票しなくてはならない」と選挙での投票を呼び掛けた。

抗議デモの広がりは、白人ファンが多いカントリー音楽界にも影響している。人気カントリーグループ「レディ・アンテベラム」は、南北戦争に由来する名前を「レディ A」に改名。「ディクシー・チックス」も南北戦争で奴隷制維持派だった南部州を指す「ディクシー」を外し「ザ・チックス」に改名した。ファンの間には反発の声も出ている。

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日経電子版の「アメリカ大統領選挙2020」はアメリカ大統領選挙のニュースを一覧できます。データや分析に基づいて米国の政治、経済、社会などに走る分断の実相に迫りつつ、大統領選の行方を追いかけます。

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