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WHO、中国に新型コロナ調査チーム派遣 起源など検証

【ジュネーブ=細川倫太郎】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は29日、来週に中国に新型コロナウイルスの調査チームを派遣することを明らかにした。ウイルスの起源などを検証し、感染防止対策に役立てる。発生源を突き止めることができれば、治療薬などの開発も前進しそうだ。

WHOのテドロス事務局長はパンデミックは加速していると強調した(写真は25日)=AP

テドロス氏は記者会見で、「起源を含めてウイルスのすべてを把握できれば、(封じ込めへ)より良い戦いができる」と強調した。多くの科学者は自然界から発生したと指摘する一方、米国は中国武漢市の研究所を疑う。2019年秋には中国で感染拡大が始まっていたする分析も相次ぐ。ウイルスの始まりや、どのようにしてうつったのかなど不明な点は多く、WHOは真相究明を急ぐ。

新型コロナの累計感染者は1000万人を突破した。30日はWHOが中国で肺炎を引き起こす原因不明の集団感染について、最初の報告を受けた昨年12月末から半年となる。テドロス氏は「多くの国では多少の進展はみられたが、実際はパンデミック(世界的な大流行)は加速している」と指摘した。感染者の追跡調査がコロナを封じ込める第一歩とし、「もしどこかの国が追跡が難しいと言うならば、それは説得力のない言い訳だ」と断じた。

ウイルス封じ込めの成功例の一つとして日本にも言及した。日本は高齢者人口が多いものの、高齢者を含むリスクの高い人たちに注意を払うなどした結果、「死亡率は低い」と称賛した。韓国も追跡調査の徹底が功を奏したと分析した。

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