ジュネーブ自動車ショー、2021年も中止

2020/6/30 4:11
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【フランクフルト=深尾幸生】世界5大自動車ショーの1つであるジュネーブ国際自動車ショーを主催する財団は29日、2021年も同ショーを開催しないと発表した。企業に出展の意欲が乏しいためだとしている。新型コロナウイルスの影響で20年は3月の開幕直前に中止を決めており2年連続での中止となる。

ジュネーブ国際自動車ショーは2年連続で開かれないことに(写真は2019年)

ジュネーブ自動車ショーは欧州最大の春の国際自動車ショーでスイス最大の見本市だ。19年は約60万人が来場した。

主催するジュネーブ国際自動車ショー財団が主な出展企業に調査したところ、過半の企業が21年には出展しない可能性が高く、22年まで待つ方が好ましいと回答したという。新型コロナで自動車各社の業績が悪化しているほか、21年3月になっても大規模イベントを開催する許可が出る保証がないためだ。

財団の財政不安から22年以降の開催も不透明になってきた。20年の開催中止による損失は1100万フラン(約12億円)だった。ジュネーブ州政府が財団を支援するための融資を承認したものの返済条件が合わず、財団は受け入れを辞退した。財団はショーの会場を運営する企業へショーの運営など全ての権利を売却する考えを示した。

ジュネーブ自動車ショーは欧州の自動車大手が多く出展するほか、トヨタ自動車も欧州で最重要のモーターショーと位置付けていた。ほかの欧州の自動車ショーでは20年秋のパリ国際自動車ショーが従来の形での開催はしない方針を発表している。

欧州や米国などで今秋までの大型見本市は軒並み中止や縮小を余儀なくされている。ジュネーブ自動車ショーの中止は21年に計画されている同様のイベントの開催に影響を与えそうだ。

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