フィヨン元仏首相に禁錮5年、妻の架空雇用で 控訴の意向

2020/6/30 0:43
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【パリ=白石透冴】フランスの裁判所は29日、勤務実態のない妻に給与として公金を支払った公金横領などの罪で、元首相のフィヨン被告に禁錮5年(うち執行猶予3年)などの有罪判決を言い渡した。被告は控訴する。疑惑は2017年に明らかになり、当時大統領選の有力候補だった同被告の支持率が急落した。

29日、出廷したフィヨン元仏首相(パリ)=ロイター

フィヨン被告は罰金37万5千ユーロ(約4500万円)と10年間の被選挙権停止も命じられた。被告の妻は執行猶予3年などの有罪判決を受けた。被告らは罰金刑とは別に、100万ユーロ以上を国民議会(下院)に返還する命令も受けた。

フィヨン被告は13年までに、秘書を務めた妻への給与分などとして公金を受け取っていた。ただ裁判所は勤務に実態がなく「必要と認められない」などと判断した。

中道右派共和党の同被告は07~12年、サルコジ大統領下で首相を務めている。疑惑発覚後は、政界での目立った発言は避けている。

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