再審無罪の西山さんに謝罪 滋賀県警本部長、議会で

2020/6/29 23:07
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滋賀県警の滝沢依子本部長は29日の県議会本会議で、同県東近江市の湖東記念病院の患者死亡に対する殺人罪で服役した元看護助手、西山美香さん(40)の再審無罪が確定したことについて「結果として大きなご負担をおかけし、大変申し訳ない気持ちであり、心中をお察しすると言葉もありません」と謝罪した。自民党県議の代表質問に答弁した。県警が西山さんに対し、謝罪の意を示したのは初めて。

滝沢本部長は「再審公判で無罪判決が言い渡されたことは重く受け止めている」と答弁。「県警としては、判決も踏まえ、被疑者の特性に配慮した取り調べや客観証拠の吟味を十分に行うなどの取り組みを進める」と述べた。

西山さんは2004年、県警の聴取に「呼吸器のチューブを外した」と自白し逮捕、起訴され、05年に大津地裁で懲役12年の判決を言い渡され、07年に確定した。だが17年の第2次再審請求審で大阪高裁が再審開始を決定。今年3月に大津地裁が、患者が何者かに殺されたとの事件性を認める証拠はないとして再審無罪判決を言い渡した。〔共同〕

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