一般利用に回復遅れ JR四国、観光需要喚起へ

2020/6/29 19:52
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JR四国の西牧世博社長は29日の記者会見で、鉄道の利用動向について「6月下旬から(もっと)増えると思っていたが、なかなか回復しない」と危機感を示した。19~24日の定期以外の一般利用の運輸取扱収入が前年同期比54%減の2億2500万円。7月に新幹線と組み合わせた割安な商品を発売するなど、観光需要を喚起する。

定例記者会見するJR四国の西牧社長(高松市)

JR四国の運輸収入は通勤・通学の定期利用のほか、それ以外の一般利用で構成されている。通常時であれば一般利用が運輸収入の約9割を占める。一般利用が最も落ち込んだ5月上旬は前年同期比92%減で、徐々に利用客は戻りつつあるものの、回復ペースが想定よりも遅れている。

今後は観光需要を中心に利用を喚起する。7月1日から高松、高知など四国の主要駅と大阪市内を新幹線を使って日帰りする切符を発売する。岡山まで特急・快速列車などが利用できる。利用期間は7~8月の週末。通常の価格に比べて1000~2000円ほど割安になる。

役員報酬の一部返上と管理職給与の一部減額も発表した。会長と社長を含む15人の役員らを対象に、7~9月の期間中の役員報酬を5~15%返上する。このほかに課長級以上の約120人の社員を対象に、7~9月の期間中に管理職手当10%を減額する。

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