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中国国産機ARJ21、航空大手3社に初引き渡し

【広州=比奈田悠佑】中国商用飛機(COMAC)は28日、同社が開発したリージョナルジェット「ARJ21」を同国の航空大手3社に初めて引き渡したと発表した。各社は今後、国内の都市間を結ぶ路線に投入する。中国は航空機産業と航空業界を一体的に発展させる計画を進めており、今回の納入を機に計画推進に弾みをつける。

中国の航空大手に初めて引き渡されたARJ21(中国商用飛機のウェブサイトより)

中国南方航空や中国国際航空、中国東方航空傘下の一二三航空が1機ずつARJ21の納入を受けた。3社は2024年ごろまでに同型機を計35機ずつ引き受ける予定だ。

ARJ21は国家プロジェクトで開発が進められた旅客機で座席数は78~90席程度と、国内の都市間を結ぶ路線に適している。16年に商用飛行を始めており、既に成都航空など地方航空会社で運用されている。

中国民用航空局は19年、国内エアラインによる国産機の導入を奨励する方針を表明した。世界最大規模の旅客需要を誇る中国市場をてこに航空機産業の発展を加速する狙いがある。大手3社によるARJ21の調達は、この方針に応じたものだ。

COMACはARJ21の量産を進めているほか、160席程度とより大きなジェット旅客機「C919」の開発も急いでいる。海外輸出を念頭に置き、欧州の航空安全当局による認証取得も目指している。

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