空白の100日 書だけ残る 紫舟さん
書家
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人の心を揺り動かす文字――。伊勢神宮の式年遷宮の揮毫(きごう)をはじめ、国内外で作品が引っ張りだこの書家、紫舟さん。書家になるきっかけは自身の才能に悩み、アパートの一室に籠もり、自問自答を繰り返した「空白の100日間」にあった。
生まれて初めて自らの意思で決断したこと、それは会社を辞めることだった。大学を卒業して入社したアパレル企業ではプロモーションを担当する花形部署に配属され、世界を飛び回って...
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