中国、西沙諸島で軍事演習 7月1日から

2020/6/29 8:41
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【北京=羽田野主】中国海南海事局は28日、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島の海域で軍事訓練を実施すると発表した。期間は7月1~5日までで、すべての船舶の航行を禁止するとしている。同海域はベトナムも領有権を主張しており、反発を招きそうだ。

習近平指導部は南シナ海で支配権を強める動きを見せている(2020年5月25日、北京の人民大会堂)=共同

西沙諸島付近で中国軍はほぼ毎年のペースで軍事訓練をしている。既成事実を積み重ね支配権を強めるねらいがありそうだ。

南シナ海を巡っては中国が4月に南沙(英語名スプラトリー)諸島などを管轄する行政区の新設を発表した。中国の船がベトナム漁船に体当たりしたり追尾したりする動きもみせており、周辺国の警戒が高まっている。

東南アジア諸国連合(ASEAN)は27日、オンライン形式で開いた首脳会議の議長声明に中国による軍事拠点化で緊張が続く南シナ海情勢への「懸念」を改めて盛り込んだばかり。

中国は南シナ海を中国共産党の体制維持に欠かせない「核心的利益」と主張しており、軍事訓練の実施で譲らぬ姿勢をみせた形だ。

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